祖父と馬
自分は競馬界に何の血縁も人脈もなく、馬に興味を持ったのもダビスタにハマったからなんですが、祖父は馬と縁がある人でした。
もうずいぶん前に亡くなったのですが、戦争中に軍隊で馬の教官をしてました。
日本で終戦を迎えて軍が解散の時に馬を一頭貰って実家に帰ってきたそうです。
生前に祖父が馬と関わっていたのを聞いたのは、私が馬にハマって乗馬を始めてからのことだったので縁を感じて嬉しかったのを覚えています
そんな祖父ですが、馬との縁に助けられたと生前話してくれました
当初は中国に派兵されており、馬乗りが上手かったので教官として日本に呼び戻されて終戦を迎えたことと
中国での従軍中、狙撃され負傷しましたが、出血で意識も朦朧する中死を騎乗していた馬が祖父を運んで自軍陣地まで帰って来たことによって事なきを得たこと
馬に乗ることで九死に一生を得た。よく言ってました
きっと私が馬を始めたことを何か縁があると喜んでいてくれたと思います
今にしてみれば馬の乗り方や騎乗論なども聞いておけば良かったと後悔しています
現在、自分の子どもたちは馬に全く関わりのない生活をしていますが、いつかそのうちに祖父と馬とのエピソードを話せる機会があればなと思ったりします