うまなりの馬なりブログ

競走馬のベテラン厩務員が教える馬ブログ

馬が人と触れ合えるのは


馬は乗るのが当たり前だけど、ある日、突然跨って乗れるわけではありません。

 

当たり前だけど、馬は臆病で神経質な動物なので、いきなり跨るなんて自殺行為です。人間が身近に触れ合うのは難しい動物だと言われてもピンとこなですが、そもそも当たり前のように馬を撫でたり触ったりすることも、野生であれば困難な動物です。


 

今、こうして馬と触れ、乗ることができるのは人間がそうできるように慣らして教えてるからです

生まれてすぐの赤ちゃんの頃から人が触れて撫でまくったりして人が触るのが当たり前の様に慣らしてくれるからであって

跨って自由に乗れるのも、ハミ付けから鞍を背中に置くことから始まって手間と時間と時々ケガしたりしながら(結構危ないです😅)地道に教えてきたからできるようになります 

 

どんな馬でも人と触れ合えるのはそれまでにたくさんの人がほんとに地道な作業を繰り返して

手間ひまかけて可愛がってきたからってのを少しでも知ってくれたら嬉しいです