歯のチェック

人間と同じように競走馬も歯のチェックは欠かせません。ただ、人間と競走馬ではチェックする内容が違います。

人間では主に虫歯をチェックしますが競走馬は歯が尖ってないかをチェックします。馬は飼い葉を食べるとき奥歯を石臼の様に食物を擦り潰して食べます。そうすると歯が磨耗して段々と歯の端が擦り減って先が尖ってしまいます。

そうすると口内を傷つけたりハミが当たって嫌がったりして馬のストレスにもなります
チェックの仕方は直接歯に触るのですがそのまま触ると指を噛まれるので片方の手で馬の舌を掴んで口から出してチェックしますそうすると指を噛もうとすると舌も噛んでしまうので噛まれずにチェックできます

チェックして尖っていた場合には獣医師により歯を擦ってもらいますがその道具は見たまんま金属のヤスリで擦ります。もちろん馬の歯擦り専用の器具ですが初めて見る人はちょっとびっくりするかもしれませんね